2012年1月29日日曜日

ESOTERIC K-03


昨年末に注文してからはや一ヶ月、ついに納品になりました。
当日はあまりの嬉しさに営業所止めにしてある運送屋に向け家を7時に出発です(笑) 

重量は30kg近いと思われますが、梱包されてきたダンボールがとにかくデカイ!!CDプレーヤーなのに自分の車のトランク一杯です・・・ 

2階の自室まで慎重に帰ってきてなんとか気合いで一人で設置までしましたが、この時点で既に燃え尽きました・・・ 

とりあえず、仮配線して音出しです。 

ん!?音悪い・・・全体的に音が抜けないし、もごもごの団子状態・・・ 

まぁ、通電し始めはしょうがないとして我慢すること約2時間くらいしたところからだいぶ良くなってきました。 

まだ通電開始してから3日目なんであんまりアテにならないインプレッションですが、現段階でもとにかくものすごい情報量。音数はこれまでよりも明らかに多くなり、まだまだCDには埋もれている情報があるのだと思い知らされました。音の傾向としては丁寧かつ上質。力強いうえにシルクのような柔らかさも持ち合わせており、更にスピーディー。車でいうならベンツのSLといったところ。どんな悪路であろうと段差を上質に受け流す感じで、録音の悪い曲でもそれなりの上質に鳴らしてしまうところは懐の深さを感じます。44.1kHzのPCM音源をアップコンバートして192kHzにする手法はよく他でも使われますが、こちらはDSD(ダイレクトストリームデジタル:SACDスーパーオーディオCDのフォーマット)に変換するという斬新な機能のおかげでこれまでにない高音質を実現しています。さすが物量と開発期間がかけられただけあって完成度はかなり高いですね。。。


アップコンバートやデジタルフィルターを使用せずとも十分なクオリティですが、サンプリングレートを2倍、4倍と上げていくと音場も同時に上がったのにはビックリしました。調整だけではなかなか音場が上方向にいかないんですよね・・・


とりあえずの設定はアップコンバート:DSD+デジタルフィルター:FIR1がしっくりきています。
説明書にはショートディレイタイプのフィルターは音の立ち上がり重視でプリエコーがない為、楽器等は原音に近い表現をするとありましたが、FIRのように少し響きがあったほうが聴いていて気持ちいいような気がします。まぁ、このへんは聴く曲によってその都度変更したり、その人の好みですかね〜


どの仕様で使うにしても一聴して心地の良い音であることはすぐに分かると思いますし、私レベルでは音質に関して粗を探すのが難しい感じです。音場も広大で前後の奥行きもしっかり表現されているし、空間表現力はこのクラスならではのものがあると思います。 PCオーディオなどにも対応していますので、しばらくは買い替えや買い増しの必要性も感じません。



2012年1月21日土曜日

電源トランスの制振

自分のオーディオルームには専用200V電源とアース3本(100V機材用×2本、200V用×1本)を引き込んでプロケーブルのダウントランスで電源を確保しています。


使い勝手優先で16個口のものを使用していますが、いかんせんボディーの剛性が弱い・・・トランス自体微振動するものなので、制振しきれていないのではと思い、蓋を空けて内部を確認・・・配線関係は全て等長で非常に好感の持てる造りではありましたが、やっぱりボディ強度が弱いのは否めません。共振していれば当然音質には影響してくるもの・・・早速デッドニングを決行してみました。

使用したのは積水科学のレアルシルト。700系新幹線の制振にも採用されたカルムーンをカーオーディオ用に進化させた制振材です。1枚1800円くらいなのでかなりお手軽チューンです。

一番共振しそうな蓋は徹底的に制振です。アルミとの複合材なのでノイズの抑制にもなるかなとかすかに期待しつつ・・・(笑)

出来上がりはこんな感じ・・・




叩くと薄い鉄板を叩いた音から硬いコツコツといった音に変化したので、制振効果は相当出ているはず。
同じように他の箇所も弱そうな部分を制振しました。とりあえず、1枚分を貼ってみて様子見です。もっとやろうと思えば出来たのですが、いかんせんやり過ぎると音が死ぬといけないので今回は最低限度で・・・これ以上は少しずつ試していきます。他にも公開出来ないこともやっているのですが、恥ずかしいのでナイショで・・・(笑)

早速、試聴ですが確実に効果は出ています。
余分な音が消えて適度なシャープさが出てきました。ここで言うシャープさとは音の輪郭、定位を指します。音色は硬くならずに全体的にトゲが無くなる方向なので、ボーカルの声のトーンが優しさを帯びたように感じます。スピード感なども増しているうえ情報量などの欠落や制振による悪影響は一切感じられませんので、やって損はないと思います。


2012年1月18日水曜日

McIntosh C100

マッキントッシュの2世代前のフラッグシップモデルであるC100です。




プリアンプの電源部、操作部とシグナル部をセパレートしてS/Nの向上を狙った革新的な構造でした。
現在の高級機種に多く採用されているセパレート型の草分け的存在ではないでしょうか・・・
自分的にはMcIntoshのプリアンプの音としては一番好きなモデルで、いつかは買いたいと思っていた品です。これ以降の後継機は音のセパレーション、繊細さ、解像度、レンジなどはシリーズが新しくなるほど優れていますが、音が大人しいとうか良く言えば現代的な音になっているように感じています。今でも中古市場では人気が高く、高額で取引されているようです。マッキンの圧倒的な存在感のある音が好きな私としましては、このモデルが最高であると思っています。よくマッキンは中域の重厚さだけが評価されますが、このモデルは全域に渡って重厚な音で全体的に図太い芯があると思います。ただ図太いだけだと聴き疲れもしますが、個々の音にマッキンならではの適度な艶や余韻が乗っている感じなので長時間の視聴も全く嫌気がさしません。マッキンで聴くサックスなどの管楽器系の音は個人的にたまらなく魅力的に感じます。原音忠実再生という観点からいえば方向性は違うと思いますが、音楽としての完成度は高いと思っています。聴いていて楽しいっていうのは大事ですね・・・

電源ケーブルの交換にも敏感に反応して音の方向性を調整できますが、個人的にはシャープ系なケーブルが合うと思います。音の緩いケーブルにすると低域がまとまらなくて質感が落ちます。容量の高いケーブルよりも瞬発力のあるケーブル選びが正解かもしれません。

2012年1月9日月曜日

ケーブルインプレッション Kimber Kable KCAG

Kimber Kable 「KCAG」の個人的なインプレションです。


しばらくの間、ステレオサウンド誌の銀線リファレンスだったこのケーブルですが、確かにリファレンスとされてきただけあって、全てにおいて高性能です。全体的に音の輪郭や立体感がしっかり表現されており、情報量の欠落などはほとんど感じられません。音の立ち上がり、立ち下がりなどは非常に早く、余分な余韻のお陰で消されていた音が現れてきますので音数が増えます。低域に関しては変えた瞬間はスリムな印象を受けると思いますが、実際は無駄な贅肉をそぎ落とされたような感じで、瞬発力に優れた低域になります。低域をまったり鳴らしたい方には向かないケーブルかもしれません。また、小口径スピーカーを使用してもともと低域があまり出ないタイプのスピーカーを使用している場合は更に細身に聴こえる可能性もありますので選択の際は注意が必要かもしれません。エージングは自分的に200時間程度で変化を感じなくなりましたが、最終的に銀線のクセは若干乗ります。中高域が華やかになる傾向がありますので、システム内のワンポイントとして使用するには良いと思いますが、銀線を使いすぎるとハイ上がりの傾向になるように思われるので注意が必要かもしれません。この上のグレードでKCTGというのがあって導線の量が倍になっているとのことでしたので、そちらなら中低域の量感が増してウエルバランスなケーブルになっていると思われます。

情報量   ★★★★☆
スピード感 ★★★★★
定位    ★★★★☆
音の抜け  ★★★★★
音の質   華やか(ボーカル帯を含んだ中高域がきらやかな雰囲気になります)


ブログ始めます。

昔からオーディオ好きでいろいろとやってきましたが、備忘録程度に細々とやっていきたいと思います。

オーディオ好きというのは間違いありませんが、=音楽が好きという訳ではないかも・・・(笑) 

音楽というよりもとにかく良い音が好きなんです。ジャンルを問わず聴いた瞬間にゾクッとするような興奮が味わえるのがオーディオの醍醐味だと思います。

好きなブランドはマッキントッシュ。

やっと、2年前に学生時代からの憧れだった念願のマッキントッシュオーナーになれました。
ブルーアイ、厚みのある中低域、たまりませんね〜

現在は以下のシステムですが、多少入れ替えが決定しているものがあります。


プリアンプ:   マッキントッシュ C100
メインアンプ:  マッキントッシュ MC252
ソース:     デノン DBP-4010UD
メインスピーカー:Focal Chorus 826V
使用ケーブル:  Kimber Kable:KCAG、Hero BAL、Timber、PBJ、KS-3033
         Cardas:Clear USB
電源環境:    200V電源工事済み
         プロケーブル 200→100Vダウントランス(16個口)
         オーディオ専用アース×3本
電源ケーブル:  Kimber Kable: PK-14、PK-14G、PK-10
                        aet:HHS AV EVO
         プロケーブル電源ケーブル

スピーカーはもう少しでB&W 802diamond

ソースはEsoteric K-03になる予定です。


ある程度機材はそろってきましたが、やればいろいろと違いが出てきますし、まだまだやりたいことは沢山あります。何年後かには少しでも進化してるといいな〜