当日はあまりの嬉しさに営業所止めにしてある運送屋に向け家を7時に出発です(笑)
重量は30kg近いと思われますが、梱包されてきたダンボールがとにかくデカイ!!CDプレーヤーなのに自分の車のトランク一杯です・・・
2階の自室まで慎重に帰ってきてなんとか気合いで一人で設置までしましたが、この時点で既に燃え尽きました・・・
とりあえず、仮配線して音出しです。
ん!?音悪い・・・全体的に音が抜けないし、もごもごの団子状態・・・
まぁ、通電し始めはしょうがないとして我慢すること約2時間くらいしたところからだいぶ良くなってきました。
まだ通電開始してから3日目なんであんまりアテにならないインプレッションですが、現段階でもとにかくものすごい情報量。音数はこれまでよりも明らかに多くなり、まだまだCDには埋もれている情報があるのだと思い知らされました。音の傾向としては丁寧かつ上質。力強いうえにシルクのような柔らかさも持ち合わせており、更にスピーディー。車でいうならベンツのSLといったところ。どんな悪路であろうと段差を上質に受け流す感じで、録音の悪い曲でもそれなりの上質に鳴らしてしまうところは懐の深さを感じます。44.1kHzのPCM音源をアップコンバートして192kHzにする手法はよく他でも使われますが、こちらはDSD(ダイレクトストリームデジタル:SACDスーパーオーディオCDのフォーマット)に変換するという斬新な機能のおかげでこれまでにない高音質を実現しています。さすが物量と開発期間がかけられただけあって完成度はかなり高いですね。。。
アップコンバートやデジタルフィルターを使用せずとも十分なクオリティですが、サンプリングレートを2倍、4倍と上げていくと音場も同時に上がったのにはビックリしました。調整だけではなかなか音場が上方向にいかないんですよね・・・
とりあえずの設定はアップコンバート:DSD+デジタルフィルター:FIR1がしっくりきています。
説明書にはショートディレイタイプのフィルターは音の立ち上がり重視でプリエコーがない為、楽器等は原音に近い表現をするとありましたが、FIRのように少し響きがあったほうが聴いていて気持ちいいような気がします。まぁ、このへんは聴く曲によってその都度変更したり、その人の好みですかね〜
どの仕様で使うにしても一聴して心地の良い音であることはすぐに分かると思いますし、私レベルでは音質に関して粗を探すのが難しい感じです。音場も広大で前後の奥行きもしっかり表現されているし、空間表現力はこのクラスならではのものがあると思います。 PCオーディオなどにも対応していますので、しばらくは買い替えや買い増しの必要性も感じません。